柳の葉を重ねたようにタテ方向へ凹凸の強く美しい「しぼ」が布面に現れている伝統的な素材、楊柳(ようりゅう)。
日本を代表する合成繊維工場、小松マテーレ株式会社が作った楊柳は、膨らみと反発力を併せ持つポリエステルの二重組織で糸の収縮差を利用したポリエステルながら天然の様なナチュラルな見え方の加工技術。
極秘のレシピで小松マテーレにしか出来ない特殊染色・加工技術があります。
通常ポリエステルのシャツは特有のテカリがあり、いかにもな見た目になってしまいますが、凸凹とした楊柳の素材は光を乱反射させ、マットな高級感ある見た目になります。
凸凹は立体的な影を作り出し、角度によって見え方を変える、非常に奥行きのある大人の素材です。
洗濯に強い(耐久性)
ポリエステルは繊維が丈夫で切れにくいので、他の繊維に比べて耐久性に優れています。洗濯を繰り返しても縮んだり、形崩れすることがほとんどありません。また高温で染色されるので、本来は色落ちも少ない素材です。そして化学繊維としては比較的熱に強く、日光による劣化もあまりないです。
シワについては元々シワのような生地ですし弾力もありますので、折り曲げたりしてもシワになりにくいという特徴があります。
パンツの着用ジワや洗い立てのシャツにシワが入らないのは非常にポイントが高いですよね。
生地に凸凹がありますので、肌に密着するということがなく、サラッとした着心地となります。見た目も細かい縦ストライプが清涼感のある印象となり、黒でも重たすぎないですよ。
実際に着てみるとビックリするほど軽くて本当にストレスフリー。
服単体だと向こうが透けて見えるのに、着ると透けない不思議な素材。
楊柳の特徴をご紹介してきましたが、なによりもその特徴的かつ高いデザイン性。
素材の持つ特性を最大限引き出すシルエットとディテール。
同素材のセットアップの合わせはもちろん、デニムやチノパンなどの誰もが持っているものと合わせて着用するだけで簡単にオシャレを楽しめます。
コーディネートを考えることがストレスな人ほど是非身につけてほしいシリーズです。